現代の日本は、少子化が長年続いているため、毎年少しずつ人口が減ってきています。
このままの人口推移で進んでいくと、30年後には人口が1億人を切ってしまうと予想されています。
これには、現代人の恋愛観や結婚観が大きく関係しているのはご存知ですか?
現代人は、「恋愛が面倒だ」、「結婚をしてもどうせ苦労することばかりだ」と考える人が非常に多く、恋愛離れや結婚したくない人が急激に増加しています。
では、何故恋愛や結婚をしたくない人が増えてきているのでしょうか。
それについて、詳しく見ていきましょう!
恋愛に対して欲がない人が急激に増加中!
現代では、恋愛に対して全くと言って良いほど欲のない人が増えてきています。
特に10~20代の若者に多いですね。
現代では、インターネットやSNSで、友人や知人はもちろん、会ったことのない人とも簡単にコミュニケーションをとることができますよね。
また、ゲームやインターネット動画などが豊富に揃っており、家にいて1人で楽しく過ごすことができる環境も整っています。
そのため、人間と直接会って関わり合わなくても良いという考えになってしまい、異性と関わる恋愛も面倒だという考えになってしまう人が増えるのです。
さらに、「VR」が普及してきており、バーチャルの世界の恋愛ゲームなども発売されているため、
「本物の恋愛をする必要がない」と考える若者も増えているようです。
このような、「1人でいても楽しい」、「人と直接関わりたくない」、「ゲームでも恋愛を体験できる」などの要素が、
若者の恋愛に対する積極性を欠けさせている原因になっているようですね。
絶食系男子・絶食系女子・恋愛ニートが継続して増加中!
数年前から、「草食系男子」を上回る、「絶食系男子」が増えています。
絶食系男子とは、「恋愛は自分にとって全く必要がない、恋愛自体に興味すら湧かない」という考えを持っている男性のことを指します。
草食系男子は、「恋愛に興味があって、恋人は欲しいけど、自分に自信がなくて消極的になってしまう」という男性のことを指しますので、
全くの別モノですよね!
また、最近では、「絶食系女子」も出てきてしまったようです。
女性は、男性よりも恋愛に興味がある傾向にありますが、その女性ですら恋愛に興味がなくなってきているんですね。
「絶食」という言葉から、人間に対して興味がないイメージを持ちがちですが、絶食系男子も絶食系女子も共に、「コミュニケーション能力が高い」、
「同性・異性関わらず友達が多い」、「話しかけやすい雰囲気がある」などの共通点があり、人間的には優れている人が多い傾向にあります。
しかし、「1人の時間を最も大切にする」、「恋愛に興味がない」、「異性からのアプローチに気付かない」という特徴を持つことから、
恋愛を遠ざけてしまうことになるんですね。
シンデレラ・コンプレックスを持つ女性も多い!
「シンデレラ・コンプレックス」と呼ばれる、「いつか私の元に、幸せをもたらしてくれる王子様が現れるだろう」という願望を持っている独身女性も
少なくありません。
シンデレラ・コンプレックスのような考えを持つ独身女性は、「人生の幸せは、男性によって決まる」と考えている人が多いのです。
そのため、「お金持ちで、ルックスも良くて…」などの高い理想を持ち続けてしまい、さらには自分磨きなどの努力も怠り、
ただ奇跡を待っているだけ…などという女性が増え、晩婚化が進んでいるのかもしれませんね。
独身貴族を謳歌している人も多い!
「独身貴族」とは、お金や時間を自由に使える人が、独身を謳歌している様子のことを指します。
これは、自分でそのように感じる人もいますが、他人が皮肉としてや、羨ましいと感じたときに、その人に向けて言うこともあります。
独身貴族は、絶食系男子・絶食系女子、恋愛ニートなどと違い、恋愛をしていたり、恋人がいたりする人もいますよ。
自分のお金や時間を自由に使えて、独身で楽しく暮らしていれば、「独身貴族」と呼ぶのです。
独身貴族の中には、「恋愛や人づきあいは好きだが、お金も時間も縛られる結婚はしたくない」という人もいますし、
「今は独身を謳歌しているが、いずれかは結婚がしたい」という人もいますよ。
しかし、独身を謳歌し過ぎて、40代を迎える人も少なくありませんね。
人並みに恋愛をしてきたが、恋愛ニートになってしまう人も…
「恋愛ニート」とは、「恋愛をするのが面倒くさい」、「自分磨きが面倒くさい」、「異性と関わって傷つくのが怖い」などの理由から、
恋愛から遠ざかる人達のことを指します。
絶食系男子・絶食系女子とは違い、これまでに恋愛をしてきた人や、「恋愛自体には興味がないわけではないが、恐怖心がある」という人が多い傾向にあります。
これまでに恋愛をしてきた人は、異性関係での揉め事などを経験したり、恋人と別れたが、
また新しい異性のことを一から知っていくことが面倒だと思ったりすることで、恋愛ニートになってしまうそうです。
また、恋愛をすることが怖いという人は、自分は異性と付き合ったことはないが、友人の話を聞いたり、テレビ番組で恋愛あるあるを観たりすると、
「恋愛って怖い!」と思ってしまい、恋愛ニートになってしまうようですね。
どちらにしろ、最終的に、「恋愛をして悩んだりもめたりするくらいなら、恋愛なんてしない方が良い!」という考えを持ってしまうのです。
日本で恋人がいる人の割合は全体の約3割以下!
日本の独身者のうち、恋人がいる人の割合は、なんと、平均3割以下だというデータがあります。
性別や年代によっても割合は変わってきますが、多くても45%くらいしか恋人がいないのです。
つまり、全体で見ると、3人中2人、多く見ても2人に1人は恋人がいないことになるのです!
これは、恋愛に興味がなくなった人が増えていることはもちろん、女性が社会進出したことによって、
男性と同じくらいの収入がある女性が増えたことも関係しています。
「今は恋人がいなくても、将来的には結婚したい」という若者は多い!
これまで、散々「恋愛に興味がない人が多い」、「恋人がいない人が多い」などと述べてきましたが、最近の若者の中には、
「今は恋人はいないが、将来的には絶対に結婚したい」という意見の人が増えてきています。
また、30代・40代になって結婚できておらず、焦っている先輩の姿を見て、「自分もあんな風にならないように」と思い、
19歳~20代前半の間に結婚相手を探している若者もいますよ!
テレビや雑誌などのメディアで、「非婚化が進んでいる」、「恋愛したくない若者が多い」と取り上げ過ぎなだけで、
実際は、将来的に結婚する気がある人は多いのかもしれませんね!
離婚率は未だ高い状態で継続中
日本国内における離婚率は、以前よりも増えています。
以前「3組に1組」と言われていたのが、2016年時点では、約2.5組に1組になってしまいましたね。
若い年齢で結婚して、若い年齢で離婚する夫婦、子どもが自分たちの元から巣立ち、熟年離婚する夫婦など、1年の中で離婚する夫婦は25万組にも及びます。
離婚原因としては、浮気問題、金銭感覚の違い、同居トラブル、価値観の違い、DV、セックスレスなど、本当にさまざまありますよ。
パートナーとトラブルがあったときには、我慢して婚姻関係を続けるより、離婚をして自分の人生を優先させた方が良いと考える人が、
昔よりも多くなっているのです。
平均初婚年齢が上がってきている!
平均初婚年齢も、年々上がってきています。
結婚に対しての価値観が昔とは変わってきているということや、女性が男性と同じくらいの収入を得ているということが関係しています。
また、若いときには自分の時間をしっかり作って独身を謳歌し、結婚は30歳を超えてからで良いと考える人も非常に多いですね。
このような理由で、平均初婚年齢が上がっている現象のことを、「晩婚化」と呼びます。
「一生結婚しなくても良い」という人も!
現代では、昔は誰もが結婚していた時代とは大きく変わり、一生結婚しないという選択をする人も増えつつあります。
「恋愛に興味がない」、「恋人なんていらない」という考えが発展すると、「一生結婚しなくても良い」という考えに繋がってしまうそうです。
女性で、1人でも十分に満足な暮らしをしていける人や、男性で、結婚してから自分が稼いだお金を家庭に入れるのは嫌だと思う人が、
40代、50代になるまで結婚せずにいると、「このまま結婚しなくても良いや」と思ってしまうようですね。
このように、結婚しない選択をした人が多いことを、「非婚化」と呼びます。
「結婚したくてもできない!」という人が増加中!
晩婚化、非婚化と呼ばれる日本の世の中で、それでも「結婚したい!」と思っている人も多くいます!
しかし、結婚したいと思う人がいても、「結婚は40代になってからでも良い」、「一生結婚しなくても良い」と思う人が多ければ、
重要と供給の釣り合いが取れないため、「結婚したくてもできない」という人が増えてしまいますよね?
そのため、結婚したい人同士が結婚相手を探す「婚活」が生まれたのです。
一昔前までは恋愛でパートナーを見つけられたため、婚活などしなくても良かったのですが、恋愛結婚が難しくなった現代では、
結婚したい人は人の手を借りて結婚するという方法が、最も効率的だということが分かったのです!
しかし、実際婚活をしている人でも、異性に求める理想が高いと、「結婚したくてもできない」という状況に陥ってしまいますよ。
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